第 3799 号2021.12.5
「我が家にアメリカから小切手が届いた」
koma(ペンネーム) )
連休明けの5/6自宅ポストにアメリカ財務省から夫婦二人あてに郵便物が届いた。 アメリカに駐在していた関係で年金を受け取っていることからその関連の郵便物 かなと思い、開封してみたところ見慣れない印刷物が入っていた。自由の女神の 写真の隣に1400ドルの金額が印字されていた。発行はアメリカ財務省の名前が 入っており初めて見るけどこれは小切手ではないか、どうして夫婦二人に小切手 が送られてきたのか、詐欺ではないかと頭の中には様々な疑問が浮かび、インタ ーネットで検索した。その結果、今回のコロナ禍でバイデン政権は年金が低い人 に一人当たり1400ドルの給付金支給を決め、その小切手が送られてきたことが 判明した。日本では先だっての一律給付金は住民票がある人のみに給付されたけ れど、アメリカでは住んでない人にまで給付金をだすなんてなんて鷹揚なこと、 何か間違いではないか、でも思いがけず夫婦合わせて30万円もらえるなんて夢 みたいと早速受け取りに向けて行動。調べた結果小切手の受け取りは限定された 銀行しか取り扱っておらず、対応している銀行に早速電話し、口座を開設。口座 開設を待つ間、ネットや新聞ではその話題が結構な数取り上げられており、単に アメリカに駐在していただけの日本人はその資格はないという記事ばかり。小切 手は送られてきたけれど我々はもらう資格は無いばかりか、その小切手を送り返 さないと違反に問われる由。平凡な老夫婦の生活に突然飛び込んできた夢はもろ くも崩れ、口座の解約やら小切手の返送やら不慣れなことに右往左往するはめに。 コロナ禍で外出もままならず、単調な日々の中で起きた我が家のひと騒動でした。